筋肉大図解
ご存じのように、私達の身体はいくつもの筋肉によって構成されています。アスリートのみなさんには、仲間やトレーナーとの会話でこれらの名前が飛び交うことも珍しくないことでしょう。どこにどんな名前の筋肉があるのか、覚えておくとトレーニングの際に便利ですよ。どこまで鍛えられるかは、あなた次第!
頸 Neck
頸の筋肉の中心は胸鎖乳突筋で、頭を前屈させる働きがあります。拮抗筋にあたる頭板状筋が後屈させます。
上腕前面 Biceps
上腕前面の筋肉の中心は上腕を曲げた際にできる力こぶである、上腕二頭筋(バイセプス)。肘で前腕を曲げる作用があります。
前腕 Forearm
手首を内側に曲げる屈筋群と外側に反らす伸筋群が、前腕にあります。これらの前腕諸筋は、上腕部や胸部の筋肉に比べ小さいため、強化するためには1セットの数にも工夫が必要です。
上腕後面 Triceps
腕のなかで最大の筋肉である上腕三頭筋(トライセプス)は、上腕後面にあり肘を伸ばす働きがあります。この筋肉は胸や肩を強化するベンチプレス、バックプレス、フロントプレスなどでよく使われています。
胸 Chest
胸部の筋肉の中心は大胸筋。上腕を内転する作用があります。大胸筋が運動する場合の協働筋にあたるのは、大胸筋の内側にある小胸筋です。
腹 Abdomen
腹部の筋肉は腹直筋が中心。脊椎を前に曲げる作用があるだけでなく、内臓を保護し、その位置に安定させる役割を果たしています。腹直筋の運動での補助筋は、内/外腹斜筋がほとんどを占めます。
肩 Shoulder
肩の筋肉は三角筋と僧帽筋が中心。上腕を前後左右に上げる作用があります。肩関節の可動範囲は非常に大きいため、特に三角筋の前後や横部・中央部はそれぞれ強化が必要。また三角筋のトレーニングする際の補助筋として、僧帽筋、上腕三頭筋が主に考えられますが、上腕二頭筋が関わるトレーニングもあります。
上背 Upper back
上背部の筋肉の中心は、打撃に欠かせない広背筋⑪。上腕を背部の内後方や内下方に引く作用があります。広背筋は胸部の大胸筋の拮抗筋として働き、肩甲骨を背中の中心方向に引きつける運動で発達。広背筋のトレーニングの際の補助筋として、背部の固有背筋、大円筋のほか、上腕二頭筋が大きく関わっています。
臀 Buttocks
臀部の筋肉の中心は大臀筋。大腿部を後ろに引き、股関節を伸ばす働きをしています。大臀筋を強化するならスクワット系の運動が必須項目です。
大腿前面 Thigh
大腿部前面の筋肉の中心は大腿四頭筋。膝関節を伸ばす作用があります。大腿四頭筋を使う代表格となるスクワット系の運動は、大臀筋が主働筋。固有背筋が補助筋を務めます。
大腿後面 Hamstrings
大腿部後面の筋肉の中心は、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋です。これらの総称がハムストリングスと呼ばれています。膝関節を曲げる作用があります。
下腿 Calf
下腿部の筋肉の中心は腓腹筋とヒラメ筋からなる下腿三頭筋。足を底側に曲げる作用があります。下腿を強化するには、この下腿三頭筋が中心になります。